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9価の子宮頸がんワクチン

本日は『9価』の子宮頸がんワクチンに関してお知らせです。本日、当院で最初の9価子宮頸がんワクチンの接種があり、まだまだ認知度の低いこのワクチンに関して知ってもらうためにこのお知らせを書きました。

今年の4月から8年振りに小学校6年生から高校1年生の女子に対する、子宮頸がんワクチンの積極的な接種勧奨が再開されました。日本では年間約3000人が子宮頸がんで亡くなっており、患者の大半は20〜40歳代になります。世界中では積極的に接種されている子宮頸がんワクチンですが、日本では積極的な接種勧奨の差し控えがあったため、つい最近までの接種率は残念ながら1%未満でした。

今回、接種勧奨が再開となり、定期接種として公費(無料)で接種できるのは2価のサーバリックス®︎と4価のガーダシル®︎になります。(当院では4価のガーダシル®︎を採用しております)

この2種類とは別に、2021年2月から9価の子宮頸がんワクチンである『シルガード®︎9』が任意ではありますが、接種可能となりました。かなり高額ではありますが、効果も高いものになっております。

また、男子に対しても4価のガーダシル®︎が任意で接種可能となります。子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)は子宮頸がん以外にも尖圭コンジローマや肛門がん、中咽頭がんの原因にもなり、これらの疾患の予防の効果もあります。また、HPVは性交渉にて感染するウイルスになるので、男性が接種することにより大切なパートナーを病気から守る意味もあります(参考ページ:みんパピ! 男性でもHPVワクチン接種するべき?)。

9価子宮頸がんワクチンも、男子の4価子宮頸がんワクチンもいずれも高額な自己負担となりますが、効果は高いと思います。ご興味のある方はスタッフまでお尋ねください。

プレパス割ももちろん使えます!

 

参考ページ

当院の予防接種ページ

みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト

子宮頸がん予防情報サイト もっと守ろう.jp