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『アレルギー専門医』とは

今回の投稿は当院のアピールになります。

実はどういった検索ワードから当院のホームページにたどり着いていただいたかを調べることができます。そして現時点で検索ワードの最上位が『アレルギー専門医』でした。

そこで今回は『アレルギー専門医』について少し詳しく説明してみます。

『アレルギー専門医』とは「アレルギー学に強い関心と専門知識を持ち、アレルギー臨床経験と実績があり、高い水準でアレルギー疾患の診療を行う能力のある医師」であり、診察しているアレルギー患者数やアレルギー学についての学会・論文発表、アレルギーに関する学会への参加回数、アレルギー学会認定教育施設での診療経験年数について審査された上で、筆記試験に合格した医師のみが日本アレルギー学会により認定されます。

『アレルギー専門医』はそれぞれ基本の専門分野があります。当院の院長は小児科が専門ですが、他にも内科や皮膚科、耳鼻咽喉科、眼科などが専門のアレルギー専門医もいます。

アレルギー専門医がどこにいるのかは日本アレルギー学会のホームページから検索することができます。(日本アレルギー学会の専門医検索ページ:https://www.jsaweb.jp/modules/specialist/index.php?content_id=6)。

2021年11月9日時点では、石川県内には47人のアレルギー専門医が登録されています。その中で『小児科が専門のアレルギー専門医』は11人です。(なお、当院院長は現在富山県で勤務しているので、この中には含まれていません)。ちなみに当院が開業予定である石川県野々市市には小児科を含め、『アレルギー専門医』は1人も登録されていません。

アレルギー疾患といえば、「食物アレルギー」、「気管支ぜんそく」、「アトピー性皮膚炎」、「アレルギー性鼻炎」、「花粉症」、「アレルギー性結膜炎」などがあります。いずれもたくさんの患者さんがいらっしゃる病気ですが、その割にはそれらの疾患を特に得意とする『アレルギー専門医』の人数は少ないのが実際です。

子どもの数は年々減ってきていますが、アレルギー疾患をもつ子どもは増えています。そういった増加するアレルギー疾患を持った子どもたちの力になりたいと思い、院長は『アレルギー専門医』を取得しました。ちなみに院長の長女は卵アレルギーであり、これもアレルギーを専門にした理由の1つです。(長女も今ではすっかり治りました!)

院長は小児科が専門ですが、アレルギー疾患に関しては大人の診察も行っています。アレルギー疾患は遺伝する傾向の多いのも特徴の一つです。アレルギー疾患持ちのお子様の受診時に、一緒にご家族の診察も可能ですので、お気軽にご相談ください。

もう少しで「スギ花粉症」の時期がやってきます。今後このブログでも詳しく説明する予定ですが、スギ花粉症には、「アレルギー免疫療法」という完治も期待できる治療法があります。スギ花粉症は現在低年齢化がすすんでいます。最近では5歳からこの「アレルギー免疫療法」が可能となりました。お子様と一緒にご家族の方も一緒にやるとモチベーションもアップすると思います。治療開始できる時期は決まっています。今シーズンはもうすぐスギ花粉が飛ぶので、この時期には「アレルギー免疫療法」は開始できません。当院が開院する頃には「アレルギー免疫療法」を開始できる時期になりますので、ご興味のある方は開院後に相談してください。

今後もこのような内容の記事も少しずつ上げようと思ってますのでまた読んでいただけると幸いです。

まだまだ寒い時期が続きますが、体調には気をつけてください。